【ブックレビュー】こんな働く母親が、子供を伸ばす!/松永暢文 を読んで
こんな働く母親が、子どもを伸ばす!/松永暢文著を読みました。
この方の本は、いろいろ読んでいます。
この方の肩書がすごいです。教育環境設定コンサルタントで受験プロだそうです。
どの本も具体的にかかれており、非常に参考になることがたくさん書いてあるのでためになります。
私自身、フルタイムではありませんがパートで働いており、仕事で疲れて家事をする余裕がない、子供と触れ合う余裕がないと思うときがたまにあり、少しでも参考になれば…と思いこの本を読みました。
実際読んでみて、この著者は男性なのになぜ働く母親の気持ちがここまでわかるの!?と驚いたとともに、参考になる部分がたくさんあったのでまとめてみたいと思います。
参考になったこと
・子供の「食」は、「お母さんが作ったもの」でなければ「意味」がない
→外食やお弁当で納得している子どもはいない。同居しているおばあちゃんが作った食事でさえ「お母さんがつくったものではない」と納得できないでいる。
食事はできるだけ手作りする。時間がなくてハムエッグになってしまっても‶できあい”のオンパレードよりマシ。週末にまとめて作って冷凍しておき、帰宅したら温めて出すだけになっていてもいい。
「お母さんが作ってくれた」というだけで子供は満足する。
・できることなら「おかえりなさい」が言える生活を
→母親が自分の帰りを待っていてくれる。この思いは子どもの心を安定させる。
学校でイヤなこと、辛いことがあった時に、この負の感情をすっと吐き出すことが出来る最大のチャンスが、学校から帰宅し、家に入った瞬間である。
そのときに母親が「おかえりなさい」と迎えてくれるか否かは、意外に大きなものである。
もし子供より早く帰ることが出来ないのであれば、子供が帰宅したら電話させて、電話越しにも「おかえりなさい」というようにする。
そして、いつもと声の様子がおかしい場合「どうしたの?帰ったら話を聞かせてね」と言葉をかける。それだけでも子供には大きな違いである。
・自立性については働く母親の方が与えやすい
→働く母親は子どもの世話を焼きたいと思っても、時間的にどうにもならなかったり、子どもがある程度大きくなったら、家事を手伝ってもらうことも多くなる。
しかし、この現実が子供を成長させる。「わが子をマザコン男、わがまま娘にしない」ということが意識しなくても、自然にそれが叶ってしまう。
わが子を結婚から遠ざける最大要因である「マザコン男、わがまま娘」に陥らせず、自立した人間に育てることが出来るという大きなメリットがある。
この他にもたくさんの参考になる部分がありました。
私はフルタイムで働いているわけではないので、「おかえりなさい」もいえるし、夕食も手作りできますが、「おかえりなさい」を言ってもらえるということが子供に大きな安心を与えているということは自覚していなかったし、母親の手作りの食事が子供にそんなに意味のあることだとも自覚していませんでした。
その気づきを得られたことだけでも、この本を読んだ価値はあったと思いました。
自立性に関しては、確かに働く母親のメリットであると感じたので、意識的に自分でやれることはやらせ、お手伝いを積極的にやってもらうようにしたいと思いました。
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