【書評】世界に通用する一流の育て方~地域公立校から<塾なしで>ハーバードに現役合格
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本
唐津留真理 著、世界に通用する一流の育て方 地域公立校から<塾なしで>ハーバードに現役合格
を読みました。
この方、すごいですね。
娘さんが公立高校から塾なしで、ハーバード大に現役合格したとのこと。
娘さんの才能や努力もすごいと思うのですが、やはり親のかかわり方が大事であると思わされる内容でした。
印象に残ったところ
いろいろ印象に残ったところがありますので、箇条書きで要点を抜き出していきます。
・娘さんの学費は小中高12年間でたったの50万円しかかかっていない。幼稚園は年長の1年間だけしか行っていない。
・娘さんが0歳のときから英語と日本語の絵本を読み聞かせ。2歳から英語の勉強を開始。4歳で英検3級合格!
・娘さんはバイオリンを2歳から始める。高校生の時にイタリアの音楽コンクールで優勝。そこで得た奨学金で、高2の時に全米バイオリン演奏ツアーを行う。
・ハーバード大の受験はわざわざ渡米しなくても、日本でいながら受験可能。筆記試験は最寄りの福岡で、面接試験は自宅でSkypeで受けた。受験費用は9750円と、日本国内の大学を受験するより安上がりだった。
・妊娠中に育児本を200冊読破して、自分なりの育児法を模索した。
・四季の移ろいや伝統行事も大切な勉強と考え、週に1回くらい花を買ってリビングに花を飾ったり、お雛さま、お月見、お正月などを家族で楽しんだ。
・小学生にもなればToDoリストを使って子どもが自分でやるべきことをマネジメントできるように導く。
・週末はホームパーティーで社交性を身につける。
・模試を受けない。模試はムダなので、極力パスする。入試本番に備えて試験会場の雰囲気を味わっておきたいなら、1回体験すれば十分。
どれもなかなか興味深かったです。
この本の巻末に親子対談として、著者の唐津留真理さんと娘さんのすみれさんが対談していて、お顔も拝見したのですが、二人ともすごく聡明そうでした。
ちょっと気になったのは、娘さんのバイオリンの習う費用はどれくらいかかったのか、ということです。
本を読む限り、一流の先生に教えてもらっていたようですので、結構かかっているでしょう。
学費は小中高の12年間で50万しかかかっていなくても、バイオリンに相当お金がかかっていると思いました。
それを差し引いても、家庭学習の大事さは伝わってきました。
教育を外部(学校や塾)に丸投げするのではなく、親が手間暇をかけ、様々な教養を子どもに身につけさせることが大事なのだと思いました。
なかなか真似できない部分も多かったのですが(特にバイオリンの部分)、ToDoリストを使って小学生でも自分でマネジメントできるように導くといった部分はとても参考になりました。
真似できるところは自分の子育てに取り入れていきたいと思います。
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