【書評】1人でできる子が育つテキトー母さんのすすめ
立石美津子著、1人でできる子が育つテキトー母さんのすすめ を読みました。
読んでみて最初に感じたことは、この題名にもなっている、「テキトー母さん」というのは結構ちゃんとしたお母さんだ、ということです。
正直、もっと肩の力を抜いた悪く言えば「手抜き」「いい加減」、よく言えば「自然体」なお母さんのことを言っているのかと思っていました。
でもこの本では「テキトー」は本来の意味の「適当」でした。
「適当」に子どもを観察して、「適当」に子どもに判断し、「適当」に子どもに対応する。
完璧主義母さんではダメ!「適当母さん」になることで、1人でできる子が育つ、そういう内容の本でした。
親も子どもも幸せになる! 「テキトー母さん」6か条
「テキトー母さん」6か条なるものがあり、これがこの本の趣旨をよく表していると思ったので、抜粋したいと思います。
【親も子どもも幸せになる! 「テキトー母さん」6か条】
1期待しない
2他の子どもや兄弟と比較しない
3親バカになる
4ママ友と群れない
5育児本に頼らない
6世界中を敵に回しても子どもの味方になる
どれも大事なことだと思います。
私はついつい他の子どもと比較してしまいがちになってしまうので、改めなければと思いました。
この本の著者、立石美津子さんはご自身はお母様にかなり過干渉に育てられたという経緯があり、自分の子にはそうしないようにしようと思っていたけど、気が付いたら自分も同じように教育ママになっていたそうです。
生後間もない頃から漢字カードを見せたり、たくさんの絵本の読み聞かせをしていたとのこと。
しかしお子さんが2歳のころ、発達障害(知的障害のある自閉症)だと診断されて、いろいろな葛藤の末、長い時間をかけて「テキトー母さん」になられたとのことです。
この著者の「テキトー母さん」に至るまでの経緯をしり、この「テキトー母さん」6か条の重みを感じました。
自分の子どもが発達障害あることを認めて、受け入れるということは大変なことだと思います。
そうした中で確立したこの「テキトー母さん」6か条を心に叩き込み、この本で得られた知識や気づきを踏まえて日々の子育てに生かしていきたいと思いました。
Googleアドセンス336×280
関連記事
-
注意!小学生は自転車の後ろに乗せられない!
ようやく上の子が小学生、下の子が幼稚園生になりました。 下の子を幼稚園に送っていくのに自転車とヘル
-
Apple Watch Series2は子育て中のママにもおすすめ
Apple Watch Series2を買いました。 そもそも子どもが出来てからというもの、時
-
「「親力」で決まる!子供を伸ばすために親にできること」(著:親野智可等)を読んで
親野智可等先生の「「親力」で決まる!子供を伸ばすために親にできること」を改めて読みました。 以前に
-
たねとり遊びのススメ
Z会のぺあぜっとの課題で「たねとりをして集める」というものがあり、やってみて結構面白かったので取り上
-
【書籍レビュー】子どもが減って何が悪いか!
赤川学さん著、「子どもが減って何が悪いか!」を読みました。 この本は2004年に発行さ
-
教育費について考える
我が家では一人につき1500万円と決めています。 いくらでもお金のかけようはあるだろうけど、予算を
-
子どもを”IT音痴”に育てよう!?
ITを活用した子育てを模索しようというのが当ブログのメインテーマです。 その当ブログからすると気に
-
片付けなくてもいいスペースをリビングの片隅に作ってみました
使ったおもちゃを片付けなくてもいいスペースをリビングの片隅に作ってみました。 半畳くら
-
【ブックレビュー】こんな働く母親が、子供を伸ばす!/松永暢文 を読んで
こんな働く母親が、子どもを伸ばす!/松永暢文著を読みました。 この方の本は、いろいろ読んで
-
学校の電話連絡網は必要なのか?
個人情報保護法が制定されてから、個人情報についての取り扱いが厳しくなりました。 娘の小学校や幼