グローバルな子育てとは何か
アグネス・チャン著、スタンフォード大に三人の息子を合格させた50の教育法 を読みました。
アグネスさんといえば、子連れ出勤で物議をかもしたアグネス論争が有名ですよね。
アグネスさんはアグネス論争がきっかけとなり、アグネスさん自身がスタンフォード大で教育学を学んだそうです。
スタンフォード大で学びに、アメリカに渡ったときは次男を妊娠していたとか。
小さい子(長男)がいて、さらに次男を妊娠中に大学で学ぼうとするその心意気がすごすぎです!
この本には、おそらくスタンフォード大で学んだことやその他もろもろのアグネスさんが生きていく中で学んできた教育法についてたくさん書かれています。
アグネスさん自体が香港で生まれ育ち、日本で歌手として活躍し、カナダやアメリカの大学で学んで、日本ユニセフ大使として今なお活躍するなど、国際色豊かな方なので、教育法がとてもグルーバルです。
単なる受験テクニックに走るのではなく、本当にグルーバルに活躍できる人材となれるような教育をされています。
この本で感銘を受けたところをまとめてみました。
感銘を受けたところ、我が家でも取り入れたいと思ったところ
学校に通う理由を説明する
日ごろ子どもから、「どうして学校に行かなきゃいけないの?行きたくないよ。」と言われても、私は「学校は集団生活を学ぶところだよ。学校に行かなきゃそれは学べないよ」とか、「大人になって、会社に行きたくなくても生活していくためには会社にいかなくては行けないでしょ。学校はその訓練をする意味合いもあるのだから、頑張って行こう」とか言ってしまっていました。
でも、アグネスさんはネガティブな言葉は使ってはいけないとしています。
小学校に上がる前にきちんと、なぜ学校に行くのか疑問を持たせて、それに丁寧に答えていくということが大切なプロセスだそうです。
学校へ行って勉強をすることで知識を身につければ、将来なりたい自分になれるのだと、きちんと学校に行く意義を何度も繰り返し話してあげれば、子どもは小さいながらも「学校に行くのは自分の将来のためだ」と理解してくれるそうです。
私は、小学校に上がる前からきちんと自分の娘に学校に通う理由を何度も繰り返し話して理解させる、ということはしていませんでした。
アグネスさんはこう書いています。
豊かに楽しく生きていくために、そして、自由に自分の夢を実現するために勉強は大切なものなのだと心から納得すれば、子どもはすすんで学校へ行くようになります。
今からでも遅くはないと思うので、自分の夢を実現するために学校へ行くことは大事なことであると繰り返し伝えていきたいと思いました。
そして、なるべくネガティブな言葉は使わないように心がけたいと思いました。
ホルモンの仕組みを理解させる
アグネスさんは、息子さんたちが9歳になったころから思春期にむかっての準備し始めたそうです。
最初にホルモンの仕組みを教えたそうです。
思春期になって急にイライラしたり怒りたくなっても、自分のせいでも他の誰のせいでもなく、ホルモンのせいなのだと。
そして、イラストなどをみせて簡単な性教育も始めたそうです。
こうした教育をしたおかげで、三人の息子さんたちはいわゆる反抗期はなかったそうです。
すごいです。目からうろこでした。
自分の娘にも、思春期に入る前にホルモンの仕組みを教えて、思春期を乗り越えていきたいと思いました。
他にも参考になる部分はたくさんありました。
とにかく子どもと丁寧に向き合い、子どもに対して「愛している、大切に思っている」ということを伝え続けることが一番大事なことであり、そのうえで様々な教育を施していくことが大事なのだと学びました。
この本で学んだことを日々の生活で実践していきたいと思いました。
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