親野智可等先生の講演会を聴きに行きました
公開日:
:
最終更新日:2017/05/10
子育て
大勢の読者を持つメールマガジンを発行し、沢山の著書を書いてらっしゃる教育評論家の親野智可等先生。
子を持つ親なら一度はこの方の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
かくいう私もメールマガジンを購読し、先生の著書もたくさん読んでいます。
元公立小学校講師として教鞭をとっていたとのことで、とても実践的で分かりやすいです。
静岡県内(藤枝市→静岡市→島田市→藤枝市)で勤務されていたとのことで、とても親しみがあります。
そんな親野智可等先生の講演会「親力で決まる子どもの将来」があったので、聴きに行ってきました。
講演を聴いて印象に残ったこと
・子供の出来ないことをダメ出ししない。目をつむる。ある程度のあきらめは必要。
→本人の人格を直接否定しているわけではないが、じわりじわりと効いてくる。
子どもは、行為に否定され続けると「自分は親に愛されていないのではないか?」と考えるようになる。(そうでなくても)
自己肯定感が低くなる。
ボクシングに例えると人格否定はパンチ、行為否定はジャブ。
・放任主義もよくない。
→出来るように方法を工夫する。できたらほめる。言葉を工夫する。
それでなかなかうまくいかなくても叱らない。あきらめる。待つ。やってあげる。
・やってあげるのは悪いことではない。自立をさまたげるのではと思いがちだが、自立とは関係ない。
・習い事について
→習い始めたが合わなくてすぐやめると、やめぐせがつくといわれるがうそ。
好きになれないのであればやめさせていい。
子どもがやりたくて仕方がないことをやらせた方がいい。
・子供のうちなら直るというのはうそ。
→子どもがやらないならやってあげる。不満は言わない。明るくやる。
・子どものケンカ
→まず個別にきく。ひたすら共感する。
講演会の感想
とにかく親野智可等先生の講演は具体例が多く、分かりやすいです。
軽妙な語り口で、さすが小学生講師として今までやってこられた方だと思いました。
講演会を聴いた後、また親野智可等先生の著書を読み返しました。
一度読んでも忘れていた部分がたくさんあり、今まで子供のできないことにイライラして叱ってしまうこともありましたが、あらためて子どもを否定せず、おおらかな気持で子育てしていきたいと思いました。
子どもにとって親は大きな存在なのだということをあらためて実感させられました。
Googleアドセンス336×280
関連記事
-
子どもに田舎暮らし体験をさせる
普段、普通の生活をしていると田舎暮らしをするなんて経験、ありませんよね。 今回、山の中の古民家
-
カバンの中に入れておくものについて
先日、食べに行ったお店で一時間待ちしたということをこのブログに書きました。 私は普段からいろいろと
-
小学校ってこんなに宿題が出るの?Z会や習い事との両立を考える
忙しすぎる小学生 私たちが小学生の時ってこんなに宿題、出てたかな? というぐらい、小
-
【より充実した夏休みを送るために】今年の夏休みを振り返ってみる
今の小学生の夏休みは正味1か月 昨日から娘の小学校の二学期が始まりました。 夏休みは7月
-
学級崩壊について考える
近年、学級崩壊が問題となっています。 小学生になったばかりの1年生が教員の話を聞かなか
-
子育て中でも自分の時間をもつには
子育て中でも自分の時間は死守したいところです。 自分の時間では本を読んだり、映画を観たりド
-
【お気に入りの知育菓子 】ねりキャンランド
我が家の娘たちは、ねりキャンランドというクラシエフーズから発売されている知育菓子が大好きです。
-
【すごすぎ】「灘→東大理Ⅲ」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方 を読みました
「灘→東大理Ⅲ」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方/佐藤亮子著を読みました。 この方すご
-
お手伝い至上主義でいこう!を読みました。
この本はオススメです。 著者は、子育てにはヒマ・ビンボー・オテツダイが大事だと書いています
-
新卒の先生のクラスにあたることについて考える
小学校2年生になる娘の担任の先生が、今年大学を卒業したばかりの新卒の先生です。 新卒の先生が担